出版物の流通とは

日本では多くの書籍・雑誌の流通が出版社から書店への委託販売という形を取っています。このため、売れなかった書籍・雑誌は書店から出版社へ返品されます。
また、日本では出版社から書店へ直接配本されることは少なく、通常両者の間に取次会社が入り、効率的な流通のシステムを形成しています。

 当然、返品も書店から取次会社に送られます。商品寿命の長い書籍は取次から出版社に戻され在庫として再度の流通の機会を待ちます。しかし、雑誌は週刊や月刊など寿命が短いため、返品後は古紙として再生されるものが大部分です。

 返品は最初の配本から販売された分が減るため数は少なくなります。これを配本と同じ仕組み、設備で処理していたのでは非効率です。出版不況が叫ばれる中、返品業務の改善は、書店、取次、出版社にとって必要な事でした。

 出版共同流通は、この点に注目し、複数の取次の返品処理を協業して集中的に行う会社として誕生しました。これにより、各取次が個別に持っていた返品処理センターを集約でき、返品業務も一括して処理され、業界のコスト削減に貢献しています。

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